グラフィック・デザインの歴史 (「知の再発見」双書) | デザイン
グラフィック・デザインの歴史 (「知の再発見」双書) アラン ヴェイユ 柏木 博 創元社 2005-07 |
時代の流れとともに変わっていくグラフィックデザインと国家と企業の関係が簡潔に綴られている。
亀倉雄策、横尾忠則、中村誠、前田ジョン、石岡瑛子、松永真、サイトウ・マコト、など日本の著名なデザイナーも紹介されていて、ワールドワイドで見ると日本のグラフィックデザインがどう見えているのか参考になる。
グラフィック制作ツールやインターネットの普及などコンピューターテクノロジーの進化は、グラフィックデザインの世界を大きく変えた。そして、その変化は今も止まることなく続いている。しかも、超高速で。本書に収められているスティーヴン・ヘラーの「デザインがすべての人に必要だということは、良くわかっている。しかしそれは『新しいもの』がピクセルを前に進めず、ポスターをつくらず、本を構想せず、インターネットのサイトさえつくらないことを意味している。」という言葉には考えさせられるものがある。
- 公式サイト
- 図書出版 創元社 | グラフィック・デザインの歴史
- 著者
- アラン・ヴェイユ
- 監修
- 柏木博
- 翻訳
- 遠藤ゆかり
- 出版社
- 創元社
- 発売日
- 2005年07月