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ファッション画の歴史―肌か衣か : 荒俣 宏 | ファッション

ファッションを遊戯として、そのエロティシズムや反逆性を、ロココ時代から今世紀初頭のアールデコまで、200点以上の図版を掲載しながら、19世紀と20世紀を中心にコスチューム、モード、ファッションの変遷について解説している。

「裸は反体制であり、反近代のスローガンとなる。それはまた、<自然に還れ>と叫ぶフランス革命期のフィロゾーフたちの主張とも一致した。」という一節にも表れているように、この書物の中には、「フランス革命」「世界大戦」など社会情勢に左右されるファッションの歴史が要所に言及されている。

多くのグラフィックやイラストを眺めているだけでも楽しいが、「ファッションは時限付きの革命遊戯」という言葉が印象的な熟読してもためになる一冊。

ファッション画の歴史―肌か衣か ファッション画の歴史―肌か衣か

平凡社 1996-12
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公式サイト
ファッション画の歴史
著者
荒俣 宏
出版社
平凡社
発売日
1996年12月

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