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iMac DV : アップル社 | インダストリアルデザイン

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このiMacをデザインしたのは、20周年記念Macintoshをデザインしたジョナサン・アイブで、アップル社のインダストリアルデザイン部門で主要製品のデザインを統括している。1998年に発表されたトレイローディング方式のCD-ROMドライブを持つ「iMac G3(Rev.A~Rev.D)」は、その個性的なフォルムで、パーソナルコンピュータのみならず、半透明グッズや商品名に「i」を冠するネーミングの流行にみられるように、デザインの世界に大きな影響を及ぼした。そして、その後に発表された「iMac DV」は初代iMacと基本的なデザインは変わらないが、機能面の向上はもちろん、デザイン的にもより精錬されている。

ここで「iMac DV」の主な特徴をご紹介。

  • Macintoshの原点とも言うべきディスプレイ内蔵のオールインワンタイプのスタイリッシュなデザイン。
  • ガムドロップキャンディーからインスピレーションを得た半透明ボディ。ジョナサン・アイブは製菓工場に通ってガムドロップの視覚効果の再現方法を学んだという。
  • デスクトップパソコンとしてはMacintosh Plusまでの初期型Macintosh以来となる完全ファンレスの設計。
  • スロットローディングタイプのCD-ROMドライブ(またはDVD-ROMドライブ、CD-RWドライブ)。
  • ハイファイオーディオを製造するハーマン・カードン社製のステレオスピーカー

である。

「iMac」が発表された1998年当時、素材で用いられていたポリカーボネートや梱包材がリサイクルを考慮していないとして批判されたり、工業デザイナーの川崎和男氏は「粗大ゴミ」としてMacPower誌上で酷評している。また、デザインの露骨な模倣があったこともある。賞賛あり、批判あり、iMacは現代人のライフスタイルに大きな影響を与えたことは間違いない。最近でも、吉岡徳仁氏デザインのスケルトン携帯電話が発表されている。

ちなみに、筆者はグラファイトのiMac DV(600MHz)を2001年に新品で購入し、メモリーを512MBに、OSをOS X v10.4 Tigerにし、AirMacカードを取り付けCD-RWドライブをDVD MULTIドライブに取り替えスピーカーエッジを張り替えて、メンテナンスしながら10年経ったいまでもリビングに置いて使用している。

デザイン
ジョナサン・アイブ – Wikipedia
参考サイト
iMac – Wikipedia
アップル インコーポレイテッド – Wikipedia
発表
1999年10月5日

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