村上芳正の世界展 時の扉をくぐって―― | 展覧会
エロティシズム (ジョルジュ・バタイユ著作集) ジョルジュ・バタイユ 澁沢 龍彦 二見書房 1973-03-10 |
ジョルジュ・バタイユの著作で村上芳正さんの名前は知っていたし、村上さんの耽美的な装画に興味をもち、卒論を執筆していた当時、机上に置いていたのでよく眺めていた。
書物の挿絵など、普段は印刷物として目にする絵の原画を観ると、印刷物では知ることができなかった質感や色調に驚かされることがある。原画には作り手の魂が宿っているのか、大量生産された印刷物では味わうことができない肉迫した気配を感じる。この展示会でも、そのことを体験できるだろう。
村上さんの頽廃に溢れた幻想的な作品。画集があれば、是非とも本棚に置いておきたいアーティストの一人である。
以下、公式サイトより
三島由紀夫、吉行淳之介、瀬戸内晴美、渡辺淳一、沼正三、赤江瀑、日影丈吉、連城三紀彦……。
多くの個性派作家に愛された画家・村上芳正(昂)初の個展。
『家畜人ヤプー』『戻り川心中』『暗黒のメルヘン』『四面道』など、村上芳正の代表的な原画を中心に展示。
- 公式サイト
- 村上芳正、初の個展開催決定「村上芳正の世界展 時の扉をくぐって――」 薔薇の鉄索~村上芳正の世界
- 会場
- Gallery Oculus // オキュルスの部屋
- 会期
- 2010年11月6日(土)~2010年11月13日(土)
- 休館日
- 無休
- 開館時間
- 午前11時~午後6時半
- 観覧料
- 無料