「1_WALL」は『ひとつぼ展』をリニューアルした公募展で、2009年からスタートしました。3度にわたる審査で、応募者の実力や可能性を見ていきます。応募者にとっては表現者としての本気度が試される公募展です。4回を迎える今回も、一次審査、二次審査で実力を認められたファイナリスト6名が、与えられた壁面(2.5×3.85m)の展示に全力を注ぎ、グランプリ獲得に挑みます。誰がグランプリを獲得するのか、今後のグラフィック界で注目されるのは誰か、皆さんの目でお確かめください。
ガーディアン・ガーデンでは、一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリレビュー)を通過した6名が、個展開催の権利をかけて作品を発表する第4回グラフィック「1_WALL」展を開催します。会期中の3月10日(木)には、グランプリを決定する最終審査を公開で行います。一般見学者の見ている目前でファイナリストによるプレゼンテーションが行われ、審査員による議論の後、グランプリを決定します。
以上、公式サイトより
- 公式サイト
- 第4回グラフィック「1_WALL」展 リクルートの2つのギャラリー
- 会場
- リクルートの2つのギャラリー ガーディアン・ガーデン -アクセスマップ-
- 会期
- 2011年2月28日(月)~2011年3月24日(木)
- 休館日
- 日曜・祝日
- 開館時間
- 午後12時~午後7時(水曜のみ午後8時半まで)
- 観覧料
- 無料
メンバーの脱退やリード・ボーカルのデイヴ・ガーンの薬物過剰摂取と自殺未遂など、混迷していたデペッシュ・モードの復活を決定づけたアルバムで、セールス的にも大成功をおさめた名盤。「Barrel of a Gun」「Home」「It’s No Good」「Useless」など、後に彼らの代表曲となる曲が収められている。
このアルバムのジャケットデザインはU2やデビッド・ボウイなど数多くのミュージシャンを撮影しているロック写真家アントン・コービン。彼はデペッシュ・モードのステージングやビデオなどのアートワークも数多く手掛けている。アントンが手掛けた『ultra』のカバージャケットは闇の中から力強く吹き出そうなエネルギーを連想させる。粒子の粗い岩肌の様な空間に浮かぶ「ULTRA」の文字は、まるで宇宙と交信しているかのようである。デペッシュ・モードを甦らせた底無しの力はニューチェの「権力への意思」を彷彿とさせる。このアルバムに収められた曲やアートワークは、制作に携わったメンバーやスタッフの静かな情熱が感じられる。
筆者はフィレンチェのレコード屋で購入したLPレコードを持っているが、ジャケットの裏面はアントン撮影によるメンバー三人のポートレート写真がレイアウトされている。この写真はアントンのお気に入りの一枚らしく、彼のオフィシャルサイトでは、マラケシュでの撮影された様子が綴られている。
以下、アントンのサイトより
Marrakech, 1996
With DM I have done so many photographs it is hard to choose a particular one,
but this is probably my favourite. It was shot the day before we filmed the
‘ Barrel of a Gun ’ video and we had two hours to shoot press shots and things
I wanted to use for the ‘ Ultra ’ sleeve so pretty rushed really. I was using very
grainy film and I have started to shoot with that more recently-it is muted,
not so saturated in colours.
- アートディレクション、フォトグラフ、ジャケットデザイン
- Anton Corbijn
Anton Corbijn – Wikipedia
アントン・コービン – Wikipedia
- スリーブ・デザイン
- Richard Smith
Area
- 参考サイト
- Ultra (album) – Wikipedia
Depeche Mode – Wikipedia
デペッシュ・モード – Wikipedia
- 発表
- 1997年4月14日
知人がラジオで紹介されていたから買ってみた、と言って貸してくれた。
自ら「いまでも説明するのは苦手だし下手だと実感している」という著者の語り続ける文章は、ラフな感じで親しみやすく、ノリに乗っている人の語りというものは気持ちがいい。
著者の”幸福なエラー”という言葉にも表れているとおり、この書物にはチャンスを上手く生かす例が多くみられる。この本はこれからデザイナーになろうとしている人向けの内容だけど、このことを参考にしながら、著者の背中を見ること無く、この本を糧にするといいとのではなかろうか。
『エスクワイヤー』や『スタジオ・ボイス』など良質な雑誌が消えていく中で、ボクの周りでは元気の無いデザイナーが少なくない。元気の無い印刷業界だけど、こんなデザイナーがもっと増えてくると、また活性化するのではと思った。
- 著者
- 尾原史和
- 出版社
- ミシマ社
- 参考サイト
- SOUP DESIGN
- 発売日
- 2011年1月
80年代に活躍したロックバンド「紅麗威甦」のシングルを集めたベスト盤。ジャケットデザインは収録されている曲のジャケットアートが整然と並べられているだけだが、それぞれのアートワークが個性的なので、このくらいシンプルなレイアウトでも悪くない。このアルバムで目を引いたのは、ジャケットではなく、中に納められているディスクのデザインである。
中心から半径3.5センチの円は、朱色の地に墨文字でアルバムタイトルとアーティス名などがレイアウトされている。残されたその周辺部は黒のベタ塗りだか、よく見ると同心円状に黒色で六本の罫線が二組計12本引かれている。そう、レコードを聴いていた人には懐かしい、ドーナツ盤をモチーフにしたデザインである。昔のレコードのようにA面B面と、表と裏がないことが残念だが、コンパクトディスクという規格上、仕方がない。
このディスクデザインを見て、レコードのA面B面には趣きがあったと再認識させられる。表の世界と裏の世界という、レコードには二面性がある。この物理的な違いを利用して、表と裏で異なるコンセプトにしたり、曲の構成に意味を持たせたりと、レコードには制限があるからこそ出来る遊びがあった。そして、裏返すという煩わしさがもたらしてくれる愛着も感じられた。
そんなことを思いながら、このCDを聴いた。同じ曲でもここから流れてくるシングル版とアルバム版では、アレンジが微妙に違う曲もある。DTMなど無かった時代のこだわりに感心させられた。
- 参考サイト
- 紅麗威甦 – Wikipedia
- 発表
- 2011年1月19日