ポスターはそのメッセージを発信するという役割故に、時として美術品としては扱われないこともある。ポーランドのヴィラヌフ・ポスター美術館はワルシャワ国立美術館の分館として1968年に設立された世界で初めてポスター専門の美術館で、ポスターをアートとして鑑賞することを私たちに知らしめてくれた先駆的な美術館である。
アートによって社会生活をより豊かにすることは人間的な営みにとって重要な事であり、もっと商業的な世界にアートが取り入れられて、クリエイターのスキルが発揮させる事が出来る社会になれば、この世の中はもっと素晴らしい世界になるだろう。この展覧会がその事をより多くの人たちに伝えてくれれば、と思った。
以下、公式サイトより抜粋
戦後の荒廃したポーランドに、一筋の光明のように花開いたポスター文化。街角にはられた演劇、映画、音楽などの、創造力豊かでエネルギーあふれるポスターは市民を励まし、勇気と希望を与えました。その後、世界中のデザイナーに大きな影響を与え、今日でもなお輝きを失っていません。世界ではじめてのポスターの美術館、ヴィラヌフポスター美術館所蔵の作品約150点を、一堂にご覧いただけます。
- 公式サイト
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- 会場
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- 会期
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- 2012年11月3日(土・祝)~2012年12月3日(月)
- 休館日
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- 開館時間
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- 観覧料
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- 一般800円(前売り700円) 高校・大学生600円(前売り500円) 小・中学生無料
- 参考サイト
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「アートビリティ(Artbility)」の事業を積極的に活用した展覧会。アートビリティ作品を観ていると、「感性とは」「芸術の本質とは」を考えさせられます。
以下、公式サイトより抜粋
今回の展覧会では、10名のグラフィックデザイナーに、アートビリティの登録作家とのコラボレーションに挑戦していただきました。アートビリティ作品を使った、ポスターとブックカバー。ブックカバーは、会場でアンケートにお答えいただくと、お好きなものをプレゼントさせていただきます。10組の出会いによって生まれた、10通りのコラボレーションをお楽しみください。
- 公式サイト
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- 会場
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- 会期
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- 2012年10月30日(火)~2012年11月21日(水)
- 休館日
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- 開館時間
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- 観覧料
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優れた芸術家は独自の哲学や思想をもっているものである。日本の写真文化を牽引してきた篠山紀信さんも、そんなアーティストの一人だと思う。
この雑誌で篠山紀信さんは「写真力」をキーワードに、自らの思想を展開している。そのどの言葉にも説得力があり、この言葉自体が言霊となって「力」そのものを表してる。ここには聖なるものの降臨が感じられ、そのまま篠山紀信さんの魅力となっている。
プロのカメラマンは誰しも、写真の重要な三要素である「フォーカス」「構図」「露出」を絶妙なバランスで写しとるスキルを持っている。しかし、プロでない者でも、偶然プロに劣らない「いい写真」が写ることがある。篠山紀信さんの「写真力」を紐解くと、スキルを持って撮ることと、偶然写ることとの違いが大きい事を思い知らされる。「被写体へリリスペクト、その場の空気を正しく読み、自分の感性を最大限にヒートアップさせる」という篠山紀信さんの言葉にプロとしての力強いパッションを感じた。
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- 出版社
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- 参考サイト
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- 発売日
- 2012年9月25日
ポール・デルヴォー(Paul Delvaux)といえば、古代と近代のモチーフが交じり合った街並みや大きな瞳のセクシーな女性など、幻想的でエロティックな作風を思い浮かべるが、この展覧会はデルヴォーがシュルレアリスム以外にも、如何に古典派や印象派からも影響を受けていたか解りやすく展示されている。
今まで気付かなかったが、ポール・デルヴォーはフランスの思想家ジョルジュ・バタイユ(Georges Bataille)と生まれた年が同じ1987年で、誕生日が13日しか違わない。そして、二人とも、シュルレアリスムに強く影響されながら距離を置いていたし、世界観が似ている。バタイユは「眼」を彼の思想を表す主要なメタファーとしているが、デルヴォーは「ランプ」「月」など輝いているものを女性のメタファーとしている。だから、彼の描く女性は不思議な光を放っている。また、「汽車」や「電車」は少年の心を持ったデルヴォー自身を表してる。バタイユは著書『エロスの涙』でポール・デルヴォーについて言及しているが、同じ時代を生きた二人のコラボレーション、例えば幻想的な絵本など見てみたかった。
以下、公式サイトより抜粋
この度の展覧会では、シュルレアリスム時代の代表作をはじめ、これまでほとんど紹介されることのなかった最初期の油彩画やデッサン、制作に用いたモティーフも紹介し、画家の創作の原点を探ります。日本ではおよそ10年ぶりの回顧展となります。出品作、約80点のうちおよそ半数以上が日本初公開の作品です。
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- 会場
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- 会期
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- 2012年9月12日(水)~2012年11月11日(日)
- 休館日
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- 月曜日(9月17日、10月8日をのぞく)
- 9月18日(火)
- 10月9日(火)
- 開館時間
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- 観覧料
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- 一般:900円(720円)
- 高校生・大学生:450円(360円)
- 小学生・中学生:200円(160円)
- ()は20人以上の団体料金
- 未就学児および障害者手帳等をお持ちの方は無料です。
- 市内の小・中学生は「学びのパスポート」で無料です。
- 常設展もご覧いただけます。
- 参考サイト
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日本を代表する写真家である鋤田正義さんの写真集で、2012年8月に東京都写真美術館で開催された『鋤田正義展』の公式展覧会図録。
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の『ヒーローズ(Heroes)』やYMOの『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(SOLID STATE SURVIVOR)』、土屋昌巳の『RICE MUSIC』などのジャケット写真も素晴らしいけど、メンズ・アパレル・ブランドの『JAZZ』のアートワークにも感動させられる。
映画好きである鋤田さんの写真にはドラマがある。動画のような動きはない写真に、流れるような躍動感とそのヴィジュアルに相応しい音が感じられる。この写真に生命を吹き込む術を、鋤田さんは持っている。そんな気がした。
ロックを中心に文化を愛する人にとって愛すべき一冊。
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- 出版社
- parco publishing
- 発売日
- 2012年8月