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ピンクの服 | 色彩

薬物乱用防止を教えるために警視庁の依頼で学校の副教材用リーフレットを制作したとき、ピンクの服を着た女の子のイラストにNGを出されたことがある。警視庁サイドでは問題なかったのだけど、文部科学省サイドで問題になったという。では、なぜ「ピンクの服を着た女の子」のイラストがNGなのかというと、このイラストは「ピンクの服=女性」をイメージさせ、このイメージがNGだという。では、男の子や男性教師のイラストにもピンクを使えばいいのかというと、どうもこれもNGらしく、その理由は教えてもらえなかった。そういえば、ピンクを女性キャラクターの色として使っていた『スーパー戦隊シリーズ』でも、一時期、女性キャラクターの色が黄色に変わっていた。

以下、ウィキペディアによる「ピンクに関する事項」から抜粋。
引用先ピンク – Wikipedia

  • 心理的に、興奮状態を落ち着かせ、緊張をほぐし、リラックスさせる色
  • 現代ではピンク色は女性に好まれ、女らしいとみなされる色
  • 無垢、子供らしさや、(他のパステル調の色と共に)春や花を暗示する色
  • 日本において性的な意味も持つ
  • カトリック教会の伝統においてピンクは喜びと幸せを表すもの
  • pinkはLSDの通称のひとつ

これを見るとピンクがNGだったのはLSDを連想させるからだったのかと思ったが、ハルシオンのことを「青玉」と言うので、これでは青色もNGになる。そうすると、おそらくは性的な意味をもつからNGだったのだろう。色彩と文化との関係は、こんな身近なところでもみられる。グローバル化された現代社会ではこの関係がさらに身近で複雑なものになってきている。

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