ヘアーカラー | カラー
先日のクリスマス・パーティで久しぶりに会った知人からチラシをもらった。それがこれ『ヘアーカラー専門店「髪染本舗 早稲田店」OPEN!』。彼女は美容師でもなくヘアービューティ界に従事していたとも聞いていないが、猫をモチーフにした素敵な詩集を出版していて、クリエイティブな感覚は持ち合わせているものの、全くの異業種である。彼女の思い切りのいい行動に、関心させられた。
このチラシを見たときに、デザイナーという職業柄、色を扱っているが、ヘアーカラーについて知らないことが多いことに気付いた。そこで調べてみると、ヘアーカラーに関する古代からの歴史や、髪を染めるテクノロジーなど、学校で習う歴史や化学のような奥深いものがあることに驚いた。
1905年では2時間程かけてカラーリングしていたという。それ以前では毛染めに10時間程度かかったことと比べれば早くなったと思うが、現代の時間感覚でみると2時間は長い。そういえば、おばあちゃんがおじいさんの髪を染めていた30年ばかり前の毛染めと、現代のそれとは大きく異なる。その進歩は、黒電話から携帯電話への進歩に匹敵するように思える。ちなみに「髪染本舗 早稲田店」では、カラーの塗布は約15分。放置時間は約30分で済む。
携帯電話からスマートフォンへの進歩のように、ヘアーカラーもさらに飛躍するのだろうか?僕としては地毛の色にかかわらず、サンプルの色と同色で均一に染まってくれるようになればいいのにと思う。