
先日のクリスマス・パーティで久しぶりに会った知人からチラシをもらった。それがこれ『ヘアーカラー専門店「髪染本舗 早稲田店」OPEN!』。彼女は美容師でもなくヘアービューティ界に従事していたとも聞いていないが、猫をモチーフにした素敵な詩集を出版していて、クリエイティブな感覚は持ち合わせているものの、全くの異業種である。彼女の思い切りのいい行動に、関心させられた。
このチラシを見たときに、デザイナーという職業柄、色を扱っているが、ヘアーカラーについて知らないことが多いことに気付いた。そこで調べてみると、ヘアーカラーに関する古代からの歴史や、髪を染めるテクノロジーなど、学校で習う歴史や化学のような奥深いものがあることに驚いた。
1905年では2時間程かけてカラーリングしていたという。それ以前では毛染めに10時間程度かかったことと比べれば早くなったと思うが、現代の時間感覚でみると2時間は長い。そういえば、おばあちゃんがおじいさんの髪を染めていた30年ばかり前の毛染めと、現代のそれとは大きく異なる。その進歩は、黒電話から携帯電話への進歩に匹敵するように思える。ちなみに「髪染本舗 早稲田店」では、カラーの塗布は約15分。放置時間は約30分で済む。
携帯電話からスマートフォンへの進歩のように、ヘアーカラーもさらに飛躍するのだろうか?僕としては地毛の色にかかわらず、サンプルの色と同色で均一に染まってくれるようになればいいのにと思う。
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パントン社が提案する翌2013年のテーマカラーは「鮮明なあおい緑」だそうです。パントン社の色番では、「Pantone 17-5641 Emerald」。
エメラルドと言えば、世界の4大宝石(ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルド)の一つで、5月の誕生石。その石言葉には「幸運」「幸福」「希望」「安定」などが挙げられている。
パントン社専務取締役のLeatrice Eiseman氏によれば、エメラルドは「色調の範囲が広く、人間にとって最も目に付き易い色」だそうです。このことは、クレオパトラが愛用していたり、ポンペイなどローマ帝国時代の遺跡からはエメラルド製品がよく出土されていたりと、歴史的にもエメラルドがその輝きで人々を魅了し続けていることがわかる。
「明快さ、一新と若返りの感覚をもたらす」この色と同じように、2013年の世の中が新しい息吹で輝きのある一年になるといいな。
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パントン社による2013年春のファッションカラーのタイトルは『The Balancing Act』。このタイトルから1970年代に活躍したロックバンドであるスーパートランプのアルバム『…Famous Last Words…』を思い出しました。勿論、このアルバムと2013年春のファッションカラーとは何の関係もないけど、このアルバムジャケットの色使いは、パントン社が提案している2013年春のファッションカラーとかぶってます。
2013年春のテーマは、綱渡りのようなバランス。鮮やかな黄緑色や灰色のヒスイ、静かな緑、洗練されたエメラルドなどの陽気な爽やかさを持った色のミックスや、アフリカバイオレットとポピーレッドや、レモンゼストとシトラスオレンジなどの威勢のいい組み合わせ。そして、ポピーレッドとリネンとモナコブルー、またはモナコブルーとエメラルドに見られる安定性と深さの両方を兼ね備えた古典的な色合い。パントンカラー研究所の理事が「光と明るさ、古典と新しいの間のバランス」と呼んでいる個性的で、自己表現と刺激をもたらすユニークな組み合わせが多い。
筆者は
『…Famous Last Words…』を聴きながら書き綴っているが、このアルバムに収められた大ヒット曲
「It’s Raining Again」は春の雨を連想させるいい曲だとあらためて思った。
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パントン社による2012年秋のファッションカラーは、スモーキーなピンクや紫、そしてチタンを連想させるグレーなどの落ち着いた感じの色など、パントンカラー研究所のエグゼクティブ・ディレクターが「多目的な中間色」と呼んでいる実用的でバランスのとれた色合いが多い。
2012年のテーマカラー「マンダリンオレンジ」もこのシーズンの提案色の一つ。この他にも、赤紫がかったピンクや明るい黄緑色など遊び心のある元気な色と組み合わせて、魅惑的な装いを提案している。
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パントン社が提案する来年のテーマカラーは「赤みがかったオレンジ」だそうです。パントン社の色番では、「Pantone 17-1463 Tangerine Tango」。
タンジェリンと言えば、ビートルズのアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収められている曲「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」(Lucy in the Sky with Diamonds)を思い出す。この曲に「tangerine trees and marmalade skies」という歌詞があるが、とてもサイケデリックかつシュールで印象深い。ちなみに、このフレーズはドイツのバンド「タンジェリン・ドリーム」の名前の由来にもなっている。
タンジェリンはマンダリンとよく似ているが、ウィキペディアによると、「マンダリンとタンジェリン(英: Tangerine)は植物学上は同一分類のCitrus Reticulata種に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。」とあり、並べてみるとその色差がわかる。
「洗練されているが、同時に劇的で、誘惑的」なこの色が、2012年をタンゴのように情熱的で活気のある一年にしてくれるといいな。
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リーマンショック以来、未だに景気回復が実感できない2010年。世間的には財布のひもは固く、サマー・セールの売り上げも良くないと聞く。次の秋物は賢い買い物でオシャレをしたい。そんな気分です。
以下、ヴォーグのポータルサイト『Style.com』より意訳。
1. フレアーパンツ
90年代が全く間に過ぎて、脚を長く見せるためのフレアーパンツが戻ってきた。 バルマンのクリストフ・ドゥカルナンは大胆にももを見せるミニドレスで知られているが、ブーツカットパンツを発表し、トゥラウザースでも才能を発揮した。
2. ベルベット
ベルベットほど触って気持ちのいい素材はない。前途有望なファッションデザイナー、ジョセフ・アルトゥザラは赤い斜めにカッティングされたパンツスーツとコートドレスを見せ、力強い一面をもったファム・ファタルを表現した。
3. キャメル色のコート
ベージュって、退屈な色と思いますか?フィビー・フィロはこの色を昨シーズンから提案しています。彼女のセリーヌ・リゾート・コレクションに始まり、フィビー・フィロはキャメル色のコートを多く披露している。クロエのデザイナー、ハンナ・マックギボンはメンズウエアのようなオーバーサイズのキャメル・コートを見せてくれた。
4. ムートン
ライダース・ジャケットからムートンのジャケットへ。リード クラッコフ自身の初めてのコレクションは魅力的なアウターが沢山見られた。中でも、このバタースコッチ色のレザー・ジャケットは一押し。
5. 手袋
ベーシックな黒い手袋はこの秋は流行らないでしょう。ケイトとローラのミュラヴィー姉妹が手がけるロダルテは芸術的で職人的なステッチを施したハンドメイドのタッティングレースをあしらったドライビング・グローブを見せた。
6. 毛皮のバッグ
グローバルな景気後退なんてこんなものと言わんばかりに、コレクションでは毛皮が例年に比べ多くみられた。マーク・バイ・マーク・ジェイコブスのラム毛皮のバッグはリーズナブルな価格で手に入るものの一つです。
7. 短い、裾をまくったジーンズ
もう1本ジーンズが欲しいと思っている人は、イザベル・マランのカプリ丈のデニムを持っていなければ、一着いかがでしょう。50年代風の先の尖ったパンプス、スタジャン、ゴージャスなピアス、そしてポニーテールにあわせて。
8. 短丈のセーター
ドリス・ヴァン・ノッテンの切りあけた袖口、ルーズなセーターに続き、この秋に絶対必要なのがダウンタウンの人たち御用達プロエンザ スクーラーの短丈のセーターです。
9. ロングスカート
女優のメアリー・ケイト・オルセンと、アシュレー・オルセン姉妹が手掛ける新進ブランド「ザ・ロウ」が新しいロングスカートを発表。ファッション業界に影響力のある二人が行くところには、後に続く者たちが確かにいます。
10. ダブルブレスト
今コレクションではパンツスーツがいたるところで見られたが、その中でもボッテガヴェネタが手掛けたスーツのコストパフォーマンスが高かった。海軍のトマス・マイヤーのようなネイビーのダブルのスーツはシンプルで時代に左右されない一着。

BED SUPPERCLUBはタイの首都バンコクにあるベッドサパークラブ。「ベッドで食事」がコンセプトで、宇宙船をイメージして作られた外観に、ほぼ白色で統一されパントンチェアーが置かれた近未来的な内装で、夜な夜なタイのクラバーやクリエイターが集まるお洒落な空間です。
ここのクラブが発行しているWEBマガジン『bed sheets magazine』の30号にmiyaviが掲載されています。ちなみにインタビューアはBEE(PAUL HAMPSHIRE)です。
BED SUPPERCLUB
トップモデル等のセレブリティを数多く顧客に持つニューヨークののカリスマ美容師、エドワード・トリコミとウォーレンの二人が共同経営するヘアサロン。
マックスブロンドの波多さんから、先日ウォーレントリコミで働いている仲間に会いに行った話しを聞き、早速グーグルで検索。オフィシャルサイトや多くの人のコメントがあり、日本人のスタッフも多くいらっしゃるみたいで驚きました。波多さんの話によると、日本人のお客さんでは郷ひろみさんが有名らしい。さすが、世界のHiromi Go。
ちなみにカットの料金は3万前後。エドワード・トリコミとウォーレンにお願いすると7万ほどするらしい。もちろんアシスタントへのチップは別料金。
Warren Tricomi
マックスブロンド
H&M戎橋店(関西初上陸)が、2010年3月6日(土)にオープンされます。
同店がH&Mとしては2,000店舗目になることから、先着2000名にオープン記念限定のTシャツとキャンバスバッグのプレゼントあり!
これらのプレゼントには店舗内装でグラフィックを手掛けているスウェーデンのアーティスト Lovisa Burfitt(ルヴィサ・バーフィット)によるイラストが描かれています。
H&M
Lovisa Burfitt

2010年の春も大胆に見せるファッションを幾つかのデザイナーが提案していた。見せるということは、裏を返せば、如何に見せないかということで、くれぐれも下品にならないことがポイントだと思う。そのためには、良質な素材と縫製がポイントで、ヨーロッパの女性の多くが肌を見せつつ、このことを心得ながら美しく装っている。
以下、ヴォーグのポータルサイト『Style.com』より意訳。
ポップ・スターか著名人でなければ、このトレンドを控えめながら取り入れようと決意してもいいでしょう。しかし、オフィスで浮ついた人が見せる以上にブラジャーを露出させることにはならない。それは、単なるランジェリー愛好家でもなく、そのことはドルチェ&ガッパーナやジャン=ポール・ゴルティエがコレクションで明らかにしている。
さらに、露出したデザインを見せていたのは、アントニオ・ベラルディ、フェンディでのカール・ラガーフェルド、そしてニナ・リッチの新しいクリエイティブ・ディレクター、ピーター・コッピングだった。
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