リーマンショック以来、未だに景気回復が実感できない2010年。世間的には財布のひもは固く、サマー・セールの売り上げも良くないと聞く。次の秋物は賢い買い物でオシャレをしたい。そんな気分です。
以下、ヴォーグのポータルサイト『Style.com』より意訳。
1. フレアーパンツ
90年代が全く間に過ぎて、脚を長く見せるためのフレアーパンツが戻ってきた。 バルマンのクリストフ・ドゥカルナンは大胆にももを見せるミニドレスで知られているが、ブーツカットパンツを発表し、トゥラウザースでも才能を発揮した。
2. ベルベット
ベルベットほど触って気持ちのいい素材はない。前途有望なファッションデザイナー、ジョセフ・アルトゥザラは赤い斜めにカッティングされたパンツスーツとコートドレスを見せ、力強い一面をもったファム・ファタルを表現した。
3. キャメル色のコート
ベージュって、退屈な色と思いますか?フィビー・フィロはこの色を昨シーズンから提案しています。彼女のセリーヌ・リゾート・コレクションに始まり、フィビー・フィロはキャメル色のコートを多く披露している。クロエのデザイナー、ハンナ・マックギボンはメンズウエアのようなオーバーサイズのキャメル・コートを見せてくれた。
4. ムートン
ライダース・ジャケットからムートンのジャケットへ。リード クラッコフ自身の初めてのコレクションは魅力的なアウターが沢山見られた。中でも、このバタースコッチ色のレザー・ジャケットは一押し。
5. 手袋
ベーシックな黒い手袋はこの秋は流行らないでしょう。ケイトとローラのミュラヴィー姉妹が手がけるロダルテは芸術的で職人的なステッチを施したハンドメイドのタッティングレースをあしらったドライビング・グローブを見せた。
6. 毛皮のバッグ
グローバルな景気後退なんてこんなものと言わんばかりに、コレクションでは毛皮が例年に比べ多くみられた。マーク・バイ・マーク・ジェイコブスのラム毛皮のバッグはリーズナブルな価格で手に入るものの一つです。
7. 短い、裾をまくったジーンズ
もう1本ジーンズが欲しいと思っている人は、イザベル・マランのカプリ丈のデニムを持っていなければ、一着いかがでしょう。50年代風の先の尖ったパンプス、スタジャン、ゴージャスなピアス、そしてポニーテールにあわせて。
8. 短丈のセーター
ドリス・ヴァン・ノッテンの切りあけた袖口、ルーズなセーターに続き、この秋に絶対必要なのがダウンタウンの人たち御用達プロエンザ スクーラーの短丈のセーターです。
9. ロングスカート
女優のメアリー・ケイト・オルセンと、アシュレー・オルセン姉妹が手掛ける新進ブランド「ザ・ロウ」が新しいロングスカートを発表。ファッション業界に影響力のある二人が行くところには、後に続く者たちが確かにいます。
10. ダブルブレスト
今コレクションではパンツスーツがいたるところで見られたが、その中でもボッテガヴェネタが手掛けたスーツのコストパフォーマンスが高かった。海軍のトマス・マイヤーのようなネイビーのダブルのスーツはシンプルで時代に左右されない一着。
他のアーチストもパロディー化したり、「ポール死亡説」の噂など話題豊富なこのデザイン。アート・ディレクターをしているのは、60年代末期から80年代にかけて英米の大物アーチスト達のアルバム・ジャケットを次々と手掛けているKosh(ジョン・コッシュ)です。
Koshは芸術誌のアート・ディレクションをしていた人物で、ビートルズと出会いアップル・レコードのクリエイティブ・ディレクターになり、『Let It Be』のアート・ワークも担当している。リンダ・ロンシュタットのカバー・デザインでグラミー賞アルバムデザイン部門でグラミーを3度の受賞したり、イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』も手掛けているデザイナー。
この写真を撮影したイアン・マクミランはオノ・ヨーコの知り合いで、この『アビイ・ロード』のために6枚の写真を撮っていて、ジャケット・カバーに採用されたのは5枚目。他の写真にはポールがビーチサンダルをはいているものや右から左へ歩くポーズ違いの写真などがある。
コスチュームは、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの白いウェディングスーツやエルトン・ジョン、マイケル・ジャクソンなど多くのミュージシャンのスーツを手掛けているサヴィル・ロウのテーラーであるトミー・ナッターのスーツ。
世界的に名声を得たミュージシャンに売れっ子アート・ディレクターとフォトグラファー、そしてトミー・ナッターの衣装と、素晴らしいスタッフ陣によって作られた歴史に残る一枚。
- アートワーク
- Kosh (art director) – Wikipedia, the free encyclopedia
- フォトグラファー
- Iain Macmillan – Wikipedia, the free encyclopedia
- 参考サイト
- Abbey Road – Wikipedia, the free encyclopedia
- 参考サイト
- アビイ・ロード – Wikipedia
- 発表
- 1969年4月
日本のグラフィック業界を牽引しているK2。そのクリエイティビティーにあこがれてデザインの仕事をしている人も多いと思います。ボクもアパレルでMDをしていた頃、K2の事務所近くで催していたイベントを観に行ったりして、諸先輩から影響を受けた一人です。
以下、公式サイトより
蒲田キャンパス内 ギャラリー鴻のオープニングを記念して開催する「ケイツー40年の作品展」。本校顧問でもあるイラストレーター黒田征太郎とアートディレクター長友啓典の両氏が設立したデザイン集団「ケイツー」の、時代を切り開いてきた数々の作品群を振り返ると同時に、本校生徒も参加してのポスターによるコラボレーション。
美しい、凄い、新しい、面白い。おどろきのクリエーションをご覧ください。
- 公式サイト
- ギャラリー鴻 専門学校 日本工学院
- アーティスト
- K2
- アーティスト
- 黒田征太郎 – Wikipedia
- アーティスト
- 長友啓典 – Wikipedia
- 会場
- 片柳学園ギャラリー鴻
- 会期
- 2010年7月30日(金)~2010年9月17日(金)
- 休館日
- 毎週月曜日、8月12日(木)~18日(水)
- 開館時間[会員作品]
- 午前11時~午後5時 ※毎週金曜日は19時まで(入館は閉館の30分前まで)
- 観覧料
- 無料
絵本は好きなので子どもに読んであげたり、一人のときでも眺めたりします。
以下、公式サイトより
最近、僕が子供の頃に描いた絵を見なおす機会がありまして、自分の絵本作品と意外な共通点があることに驚きました。子供の頃に考えたこと、楽しんだこと、描いたことが、現在の創作の貴重な鉱脈になっているのだと思います。
今回の個展では、絵本の原画約20点に加えて、僕が子供時代に描いた絵も合わせて展示します。いしかわこうじの今昔をお楽しみください。
- 公式サイト
- 2010年7月12日~19日K.Sギャラリー原宿にて、いしかわこうじ「こどもとえほん展」開催します。|2010年|新着情報一覧|絵本作家・イラストレーター いしかわ こうじ Gallery of KOJI ISHIKAWA
- アーティスト
- いしかわこうじ – Wikipedia
- 会場
- 原宿の貸しギャラリー・貸し画廊 K.S.GALLERY
- 会期
- 2010年7月12日(月)~2010年7月19日(月)
- 休館日
- 会期中無休
- 開館時間
- 午後12時~午後7時
- 観覧料
- 無料
プリズムによるスペクトルが印象的な名作。あまりにも有名なので、ピンク・フロイドをあまり聴いたことが無い人でもロックが好きな人なら一度は目にしたことがあると思う。
人間の内面に潜む「狂気」を描き出すというこのアルバムのコンセプトは当初のメンバーだったシド・バレットを連想させる。今では誰でも簡単に出来るようになったサンプリングとリミックスをいう手法がこのアルバムでは大胆に使われていて、「マネーの冒頭で聴かれるレジスターの音は編集に30日要した」という。
アルバム・タイトルが込められた「There is no dark side of the moon really. Matter of fact it’s all dark」という歌詞も哲学的ですばらいし。闇の中で輝く七色の光は、希望?それとも、絶望?全てが闇なのだから幻姿(specter)?。。。
- アートワーク
- ヒプノシス – Wikipedia
- 参考サイト
- Hipgnosis – Wikipedia, the free encyclopedia
- 参考サイト
- 狂気 (アルバム) – Wikipedia
- 参考サイト
- The Dark Side of the Moon – Wikipedia, the free encyclopedia
- 発表
- 1973年3月
※上記は2006年のADC展です。
今年も、2009年5月から2010年4月までの1年間に発表されたポスター、新聞・雑誌広告、エディトリアルデザイン、パッケージ、CI・マーク&ロゴ、ディスプレイ、テレビコマーシャルなど多様なジャンルからの約10,000点の応募作品の中から、77名のADC会員によって厳正な審査が行なわれ、グラフィック、広告作品の最高峰ともいえるADC賞が選ばれました。
本展は、この審査会で選出された受賞作品、優秀作品を、11月末の『ADC年鑑』(美術出版社刊)刊行に先駆け、ggg[会員作品]、G8[一般作品]の2つの会場でご紹介いたします。
以上、公式サイトより
- 公式サイト
- ギンザ・グラフィック・ギャラリー
- 会場[会員作品]
- ギンザ・グラフィック・ギャラリー (ggg)
- 会場[一般作品]
- クリエイションギャラリーG8 (G8)
- 会期[会員作品]
- 2010年7月5日(月)~2010年7月29日(木)
- 会期[一般作品]
- 2010年7月5日(月)~2010年7月30日(金)
- 休館日
- 日曜・祝祭日休館
- 開館時間[会員作品]
- 午前11時~午後7時(土曜日は6:00p.m.まで)
- 開館時間[一般作品]
- 午前11時~午後7時
- 観覧料
- 無料
シド・バレット、クイーン、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、セックス・ピストルズ、ラモーンズ、ブロンディなどなど、70年代を象徴する多くのミュージシャン達をファインダーに収めたミック・ロック。ルー・リード二枚目のソロアルバム『トランスフォーマー』にも彼の写真が使われています。
セミアコ・ギターを抱え、パンダのようなメイクで彼方を眺めるルー・リードのポートレートは、アルバムに収められた語るように歌うルー・リードの陰鬱な曲を目に見える形で表現している。
「Perfect Day」「Walk on the Wild Side」「Satellite of Love」などの名曲とともに、音楽とジャケットデザインとが見事にマッチした作品として、後世に残したい一枚。
- フォトグラファー
- Mick Rock
- 参考サイト
- Mick Rock – Wikipedia, the free encyclopedia
- 参考サイト
- Transformer (album) – Wikipedia, the free encyclopedia
- 発表
- 1972年12月
※上記は秋山孝さんの作品集です。
国際的に活躍しているイラストレーター秋山孝さんのポスター展。そのポップな作風は観る人の心を楽しい気分にさせてくれるだけでなく、社会と視覚表現との関係とその役割や影響力など勉強になります。
ビジュアル・コミュニケーションを主体とするポスターやイラストレーションを国際的に研究する美術館「秋山孝ポスター美術館長岡」の取り組みにも注目していきたいです。
- アーティスト
- 秋山孝 – Wikipedia
- 会場
- 交通アクセス|ご利用案内|秋山孝ポスター美術館長岡 Takashi Akiyama Poster Museum Nagaoka
- 会期
- 2010年7月10日(土)~2010年9月23日(木)
- 休館日
- 火曜日
- 開館時間
- 午前11時~午後5時
- 観覧料
- 無料