「TYP(タイプ)」 は今年からスタートした”タイポグラフィの在り方を探求する実験的なプロジェクト”。質の高い作品を見ると、いい刺激になり、仕事のモチベーションもあがります。
以下、公式サイトより抜粋
本展では 石橋由悠、 神村誠、谷内晴彦、西条英樹、杉怜 の5名のタイポグラファーによる最新作を展示、複数の印刷会社協力のもと、箔押し・シルクスクリーン・オフセット など様々な印刷手法を交え、タイポグラフィによる表現の可能性を呈示します。是非ご来場の上、タイポグラフィの質感をお楽しみください。
- 公式サイト
- TYP™
- 会場
- SUNDAY ISSUE
- 会期
- 2012年3月2日日(金)~2012年3月11日(日)
- 休館日
- 毎週月曜日
- 開館時間
- 午後1時~午後8時(土日は正午~午後7時)
- 観覧料
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- 参考サイト
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スマートフォン用のサイトを手掛けていて、Androidに組み込まれているシステムフォント『Droid』の拙さが気になっていた。Droidの日本語フォント『Droid Sans Japanese』には、まず太文字がない。よって、コーディングでボールドを指定しても、文字の太さが変わらない。また、全角の「+」や「-」「○」などの記号が、ひらがなやカタカナ、漢字に比べて、極端に小さくなる。その昔、モリサワ社のフォント「新ゴ」は全角で数字を打つと半角幅の数字が表示されていたが、それと同じくらいバランスが良くない。
そんなことを多くの人が思っていたのかは知らないが、Android 4.0から、システムフォントが『Roboto』に変わった。この移行に伴い、日本語のフォントは『Droid Sans Japanese』からモトヤ社の書体『モトヤLシーダ3等幅』と『モトヤLマルベリ3等幅』に変わった。モトヤ社は馴染みの会社で、『アポロ』や『ステンシルアポロ』など実用的でユニークな書体があるので、これらを好んで使用している。今回Android 4.0で採用されたゴシックと丸ゴシック二つの書体も実用的だし、どこか愛嬌のあるデザインの書体なので、Android OSには似合っているかもしれない。
完成度の高いフォントによって、上質なスマートフォンサイトを制作する意欲がわき、Androidで閲覧する楽しみが増えるかもしれない。
- デザイナー
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- 参考サイト
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NPO法人日本タイポグラフィ協会によって開催されている展覧会。日本タイポグラフィ年鑑に掲載された優秀作品が展示されて、作品の実物を楽しめる。
日本のタイポグラフィの「今」を知ることができる絶好の機会になると思います。
- 公式サイト
- 日本タイポグラフィ年鑑2011作品展
- 公式サイト
- 日本タイポグラフィ協会
- 会場
- 竹尾 見本帖本店2F
- 会期
- 2011年6月6日(月)~2011年6月24日(金)
- 休館日
- 土曜日、日曜日、祝日
- 開館時間
- 午前10時~午後7時(6月24日(金):午後5時迄)
今年で57回目になるニューヨークTDC展は、タイポグラフィの国際的な組織によって選ばれた作品を紹介する展覧会。
書体や組版の勉強になります。
- 公式サイト
- 第57回ニューヨークタイプディレクターズクラブ展
- 公式サイト
- ニューヨークタイプディレクターズクラブ(NY TDC)
- 会場
- 竹尾 見本帖本店2F
- 会期
- 2011年5月16日(月)~2011年6月2日(木)
- 休館日
- 土曜日、日曜日、祝日
- 開館時間
- 午前10時~午後7時(5月16日(月):午後5時迄)
1980年代まだ写植が主流だった時代に、見出しや強調したい文字に良く使っていた書体。
その他にも、丸ゴシックのナール・カジュアルなデザインのスーボ・仮名書体のゴカールやシャープなデザインのロゴラインなど写研にはいい書体があり、今でもそれらの書体を使いたいという衝動にかられることもしばしばある。
Adobeのソフトで写植の書体を容易に使うことができないので、以前使っていたこれらの書体を用いることは皆無となっている。ただただ、時代の流れを感じるばかりです。
- 参考サイト
- ゴナ – Wikipedia
- 参考サイト
- 写研 – Wikipedia
メーカー3社[写研・リョービ・モリサワ]の汎用性のある写植書体を同一テキストに・フォーマットで紹介している。
写研の石井明朝やゴナE、ロゴライン、そしてスーボなど昔よく使っていたフォントが懐かしい。今では昔ほど見る回数は減ったけど、記憶が曖昧な知識を再確認するとき、たまに開ける一冊。
- 公式サイト
- 写植総合見本帳 vol.10
- 編集
- 組版工学研究会
- 出版社
- 朗文堂
- 発売日
- 1985年7月
印刷の世界では、クォーク4.xで制作された古いデータを使い回していることも多々あり、このようなデータに遭遇した時、フォントとハードウェアーとの関係に悩まされたことを思い出す。
今では、OpenTypeで入稿が多くなってきて、データも扱いやすいけど、昔は作字やフォントの置換をして入稿したり、フォントのエラーでフィルムの出力できなかったりで大変でした。そんなこともあって、この本をよく読んでました。
少し古い本ですが、OpenType、CID、OCF、PostScript、TrueTypeというフォントの基礎知識から、OS、プリンタ、PDF、ユーティリティ、文字コードなどフォントに関する事柄を網羅して、わかりやすく解説してあります。
- 著者
- オブスキュアインク
- 出版社
- 毎日コミュニケーションズ
- 発売日
- 2003年1月