2010年の第一弾、2012年の第二弾に続く、日本のロゴ&マーク集シリーズの第三弾。
2010年~2014年までに制作・発表されたCI、VI、ロゴタイプ、マーク、ピクトグラム、およびそれらの作品が使用されている実例写真もあわせて掲載しています。
360人のクリエイターが手掛けた、約910社の1150作品!!
ボリューム、内容ともに充実の一冊です。
※以上、公式サイトより抜粋
192ページに、オオニシが手掛けた紅麗威のロゴが掲載されています。
- 公式サイト
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- ご購入
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- 出版社
- 株式会社アルファ企画
- 発売日
- 2015年6月13日
幹線道路のいたるところで目にするモービルのロゴ。これを制作したチャマイエフ&ガイスマー社は、アルマーニ・エクスチェンジやバーニーズ・ニューヨークなど素晴らしいロゴを手掛けているデザインファーム。
モービルのロゴを見て、2005年にディレクションしたエッソ、モービル、ゼネラルのサイト『Express』を思い出しアクセスしてみると、その当時のまま公開されていて感動しました。
- 公式サイト
- Chermayeff & Geismar
- デザイナー
- Chermayeff & Geismar
- 参考サイト
- Mobil(モービル)製品
- 発表
- 2000年8月
T-シャツやネックレス、バッグなどのファッションやポスターやイラストなどグラフィックのモチーフとしてよく目にするマークの一つ。
ウィキペディアによると「起源については諸説あるが、イギリスの平和団体「CND」(Campaign for Nuclear Disarmament) のためにイギリス人アーティストのジェラード・ホルトム(Gerald Holtom) が1958年にNuclear Disarmament(核軍縮)の頭文字「N」と「D」を手旗信号で(「N」の両腕を斜め45°で下ろした形と「D」の右手を上に左手を下にした形を合体させ、これを円で囲んで)表したものをデザインしたもの」とある。両手を広げて武器を持たないと誇示している姿も連想させるマークで、平和の象徴である鳩の足跡をデザインしたものはありません。ホルトム氏は著作権をあえて所有しないで、平和を願う活動に幅広く使われるている。
発案された1958年から50周年ということで2008年に、マディソン街のバーニーズニューヨークで、ステラ・マッカートニーやラグ&ボーンらデザイナー約30人によるマークにちなんだ商品をディスプレーしたり、ピースマークを自由にアレンジして公開するできるサイト「Happy Birthday Peace」を開設したりしている。
ピースマーク – Wikipedia
Gerald Holtom – Wikipedia
- 名称
- Peace Symbol
- Unicode
- U+262E
- 文字コード(1)
- ☮
- 文字コード(2)
- ☮
チュッパチャプのロゴがスペインの芸術家サルバドール・ダリによって考案されたことは、日本のウィキペディアにも書かれているしテレビ番組でも紹介されていたので知っている人も多いと思う。有名な芸術家が携わっているこのロゴのことを海外のサイトを参考にして、さらに掘り下げて調べてみました。
まずはオフィシャルサイトより抜粋して意訳。
ブランド名の要件は気楽なスタイルを保つということでした。サルバドール・ダリの発案により、ロゴはヒナギク形で出来上がりました。
1988年に、明るく、陽気でユーモアーなチュッパチャプスが大衆受けし、世界的に有名なブランドのロゴとなりました。
続いて、Wikipediaより抜粋して意訳。
チュッパチャプスのロゴは芸術家サルバドール・ダリによって1969年にデザインされました。最初の販促キャンペーンには、すでにそのロゴがあしらわれていた。そこにはカタロニア語で「És rodó i dura molt, Chupa Chups(丸くそして持続的)」その後、マドンナのような有名人たちが広告に採用された。1980年代、低下する出生率に対して、禁煙のスローガン「Smoke Chupa Chups(チュッパチャプを吸おう)」を掲げ、成人の消費者を引きつけようとした。企業イメージである禁煙というスローガン「Stop smoking, start sucking(タバコを口にせず、キャンディを口にしよう)」は巻きタバコの箱をパロディー化したパッケージに書かれている。
- 参照サイト
- Chupa Chups – Wikipedia, the free encyclopedia
- 参照サイト
- チュッパチャプス – Wikipedia
- オフィシャルサイト
- Chupa Chups
- スクリーンセーバー
- 最高の無料スクリーンセーバーサイト
Charlie B. Johnsonさんによるロゴデザインに関するコラム。とても基本的なことを簡潔にまとめられていたので主要部分を抜粋し意訳しました。
デザイン学校を卒業したけど、ロゴデザインで成功を収めることができる才能のあるデザイナーはまれである。ロゴデザインをするための学位とツールを持つことはできるけれども、そのどれもがロゴデザイナーになるための情熱に火をつけることにはならない。それにはやる気が必要であり、学位とツールを持ち合わせた特別な才能は偉大なロゴデザイナーになる秘訣である。
- インスピレーション:
- 多くのアイデアを研究し、生み出す
- 明確化:
- 目的や課題を明確にする
- 検討:
- 作品を見直す
- 整理:
- 現実的なアイデアをリスト化する
- リラックス:
- 手を休めて、しばらく時間をあける(距離をおいて客観的に見るため)
- 作業:
- 最もよいアイデアを形にする
しかしながら、ロゴデザインの才能を磨き直すには、著名なデザイナーがどのように最高のロゴをつくったかについて見ていき、感性豊かなロゴをデザインする経験を自分自身の中に取り込むことが必要となる。
Making of 10 Famous Logo Designs – From dream to reality!!
世界的に有名なロックバンド『エアロスミス』のロゴ。これをデザインした John Langdon は、アンビグラムの制作が得意なアーチスト。
ダン・ブラウンからスティーブン・タイラーへのプレゼントとして制作されたという。
エアロスミスは1970年から活動している息の長いバンド。その息の長さは輪廻転生のように回転させてできたこのロゴも一役担っているのかもしれない。
エアロスミス
John Langdon