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‘デザイン’ タグのついている投稿

mobil – Chermayeff & Geismar | ロゴ

幹線道路のいたるところで目にするモービルのロゴ。これを制作したチャマイエフ&ガイスマー社は、アルマーニ・エクスチェンジやバーニーズ・ニューヨークなど素晴らしいロゴを手掛けているデザインファーム。

モービルのロゴを見て、2005年にディレクションしたエッソ、モービル、ゼネラルのサイト『Express』を思い出しアクセスしてみると、その当時のまま公開されていて感動しました。

公式サイト
Chermayeff & Geismar
デザイナー
Chermayeff & Geismar
参考サイト
Mobil(モービル)製品
発表
2000年8月
カテゴリー: デザイン紹介 タグ: ,

スタイリングブック : 高村是州 | デザイン

アパレルで仕事をしていた当時、スタイル画のお手本にしようと思って購入した『マーカーで描くファッションイラストレーション』の著者でもある高村是州さんの本。これはアクセサリーのデザイン画のお手本用に買いました。

ファッションデザイナーも絵が上手いほうがいのだけど、そうでない人のほうが多いような気がする。そんな中で、『mistake? by OZWALD BOATENG』でデザイナーをしていた馬場康治さんは素晴らしく絵が上手かった。

学生時代、油絵がメインだったので、イラストが苦手なボクにとっては役に立った一冊。

スタイリングブック スタイリングブック

グラフィック社 1993-05
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公式サイト
グラフィック社 書籍詳細
著者
高村 是州
出版社
グラフィック社
発売日
1999年1月
カテゴリー: 書籍紹介 タグ: ,

Michelin Man – O’Galop | デザイン

ミシュラン 【ポスター】 ミシュラン 【ポスター】

シネマコレクション
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世界的に有名なミシュランのシンボル「ミシュランマン」は、1898年にフランス人アーティストのオギャロップ(画家で漫画家のマリウス・ロシヨン)がデザインしたミシュラン社のキャラクター。フランスでは「ビバンダム」と呼ばれているが、『ミシュラン検定』によれば「ミシュランマン」が正称だそうです。

オギャロップは1910年までミシュラン社のポスターを手掛けており、1912年から1924年の間に約30本のアニメーションを制作しているアニメの先駆者だった。少しニヒルで愛嬌のある「ビバンダム」や彼の戯画も面白いものがあり、もっと評価されてもいい人物だと思う。

参考サイト
ミシュラン – Wikipedia
参考サイト
Michelin – Wikipedia, the free encyclopedia
参考サイト
Bibendum – Wikipédia
公式サイト
日本ミシュランタイヤ-乗用車、SUV、トラック、二輪車用タイヤ
公式サイト
Michelin group
デザイナー
Marius Rossillon – Wikipédia
発表
1898年
カテゴリー: デザイン紹介 タグ:

バーバリー・チェック | デザイン

洋服の世界ではコピーが多い。『ミステイク?』のMDをしていた当時、某ドメスティック・ブランドの展示会を見る機会があったので、オズワルド・ボーテングを連れて行ったことがある。彼は「ここには何でグッチやプラダがいっぱいあるんだ」と言っていた。

素材を現金で安く仕入れることで有名な某ブランドは、完璧にコピーされた商品を製造するため、海外ブランドの購入に多額の資金をつぎ込む。店頭ではどこまで完璧にコピーをしているかをコピー元のオリジナルを手にして接客することもあるらしい。しかし、多岐にわたるコレクションブランドをコピーしていると、デザインのスキルも向上してくるらしく、噂ではこのブランドのデザイナーは海外の有名ブランドに引き抜かれたらしい。

日常的にコピーされている洋服のデザイン。このことは法律的に問題ないのだろうか。日本では商品の製造販売に関して、特許法、実用新案法、意匠法、商標法と著作権法で保護されている。例えば、「&」マークはサンエー・インターナショナルが商標登録しているので「& by Dolce & Gabbana」を日本で展開出来ない。洋服のデザインの場合は意匠登録をしていれば法律で保護されるが、登録をするには手間とお金がかかるので、洋服のデザインに関して意匠登録をすることはほとんどない。しかし、「バーバリー・チェック」のように伝統的な素材の模様を意匠登録することはよくみられ、実際にバーバリー・チェックをコピーして多額の賠償金を払った会社もあるそうだ。この「バーバリー・チェック」の意匠登録は細かい部分まで登録されているらしく、地色やライン色を変えただけではダメみたいで、チェック柄の素材を仕入れる時は細心の注意をはらう。

このように普段何気なく目にする柄でもグラフィックやWEBの分野でも使ってはならないことがある。たかがチェックの柄だけれども、これで痛い目にあうこともあるということを意識しなければならない。

カテゴリー: ノウハウ タグ: ,

ピースマーク : ジェラード・ホルトム | デザイン

ピースマーク : ジェラード・ホルトム

T-シャツやネックレス、バッグなどのファッションやポスターやイラストなどグラフィックのモチーフとしてよく目にするマークの一つ。

ウィキペディアによると「起源については諸説あるが、イギリスの平和団体「CND」(Campaign for Nuclear Disarmament) のためにイギリス人アーティストのジェラード・ホルトム(Gerald Holtom) が1958年にNuclear Disarmament(核軍縮)の頭文字「N」と「D」を手旗信号で(「N」の両腕を斜め45°で下ろした形と「D」の右手を上に左手を下にした形を合体させ、これを円で囲んで)表したものをデザインしたもの」とある。両手を広げて武器を持たないと誇示している姿も連想させるマークで、平和の象徴である鳩の足跡をデザインしたものはありません。ホルトム氏は著作権をあえて所有しないで、平和を願う活動に幅広く使われるている。

発案された1958年から50周年ということで2008年に、マディソン街のバーニーズニューヨークで、ステラ・マッカートニーやラグ&ボーンらデザイナー約30人によるマークにちなんだ商品をディスプレーしたり、ピースマークを自由にアレンジして公開するできるサイト「Happy Birthday Peace」を開設したりしている。

ピースマーク – Wikipedia

Gerald Holtom – Wikipedia

名称
Peace Symbol
Unicode
U+262E
文字コード(1)
☮
文字コード(2)
☮
カテゴリー: デザイン紹介 タグ: ,

0.1pt罫 | デザイン

その昔、まだDTPが世に出回っていなかった時代に「表罫」「裏罫」という言葉をよく耳にしたものである。ちなみに、「表罫」とは活版印刷で最も細い線で、太さは0.1mm。「裏罫」とは0.4mm(約1pt)前後の太さの罫線のことである。

そして現在。一般に印刷可能な罫線は、0.1pt以上(約0.03mm)で、0.1pt以下の罫線は印刷物には表示されない場合がある。印刷所によっては0.2pt以上を勧められることもある。

それにしても、この0.1ptという太さというか細さ、「表罫・裏罫」の時代から見るとかなり細い。このことを戸田ツトムさんは著書『電子思考へ…』の中で「1850年代に西欧人は、機関車が、いままで見たこともないスピードで地上を疾走するのを目撃し、それに乗ったりもした。まさに科学的世界観が大きく変動しつつある真っ最中での新しい概念の出現だった。20世紀に入りロシア・アヴァンギャルドの芸術家やダダイストは自動車や飛行機によく乗り、静止する地上に捉われない新たな視角の獲得に敏感だった。新たな視覚経験と交通の身体化は密接に、そして深々と時代を支配する。電子時代は、なぜ『はじめて眼にする』現象の多くに鈍感になってしまったのか。定義上とはいえ0.1ポイントの線が印刷されたことによって人々は、歴史の中ではじめて、印刷された最も細い線を目撃したはずなのだが…。」と述べている。0.1ptという罫線の太さは、それほど凄いことだと思う。

なのに今では、0.1pt罫はなんら珍しいものではなくなった。それは生まれたときには既に、多くの人が携帯電話を使っている時代に生まれた人に、携帯電話が特別なもので無くなったことと似ている。固定電話の権利に何万ものお金を払い、ポケットベルの誕生でその利便性を体験し、移動電話(自動車電話)に驚いていた世代と彼らとでは、携帯電話を見る視点が違っても無理はない。時代の流れとともに、罫線をはじめデザインの感じ方も変化してきている。

カテゴリー: ノウハウ タグ:

電子思考へ…―デジタルデザイン、迷想の机上 : 戸田 ツトム | デザイン

造本装幀・雑誌ディレクション・CG・テレビ番組製作など多角的に活動しているグラフィックデザイナー戸田ツトムさんのデザイン論。戸田さんの作品にみられるように斬新でポストモダンな一冊。

1980年代の終わりごろ、印刷業界では手動写植から電算写植そしてDTPへと移行しつつあり、その後の「失われた10年」の時期で、DTP化が進み、写植に取って代わろうとしていた。そのような時代に戸田ツトムさんはデジタル技術をブックデザインに取り入れて、多くの素晴らしい作品を世に送り出していた。この本はコンピュータがまだ開発途上で未熟だった時期に、創作活動をしながら電子機器と戯れる様子が書くというより描かれている。

「奇妙な遠近法の空間が展開されてるモニター画面」「アイコンをポインターで操作するときの触感」など、今となっては当たり前のことで、疑問にも感じなくなった感覚が、この書物の中ではポストモダンな言説とともに開陳されている。

この著作はDTP黎明期のグラフィックデザイン界を知る重要な資料の一つである。

電子思考へ…―デジタルデザイン、迷想の机上 電子思考へ…―デジタルデザイン、迷想の机上

日本経済新聞社 2001-05
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公式サイト
デジタルデザイン、迷想の机上 – 戸田ツトム
著者
戸田 ツトム
出版社
日本経済新聞社
発売日
2001年5月
カテゴリー: 書籍紹介 タグ:

チュッパチャプス | ロゴ

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チュッパチャプのロゴがスペインの芸術家サルバドール・ダリによって考案されたことは、日本のウィキペディアにも書かれているしテレビ番組でも紹介されていたので知っている人も多いと思う。有名な芸術家が携わっているこのロゴのことを海外のサイトを参考にして、さらに掘り下げて調べてみました。

まずはオフィシャルサイトより抜粋して意訳。

ブランド名の要件は気楽なスタイルを保つということでした。サルバドール・ダリの発案により、ロゴはヒナギク形で出来上がりました。

1988年に、明るく、陽気でユーモアーなチュッパチャプスが大衆受けし、世界的に有名なブランドのロゴとなりました。

続いて、Wikipediaより抜粋して意訳。

チュッパチャプスのロゴは芸術家サルバドール・ダリによって1969年にデザインされました。最初の販促キャンペーンには、すでにそのロゴがあしらわれていた。そこにはカタロニア語で「És rodó i dura molt, Chupa Chups(丸くそして持続的)」その後、マドンナのような有名人たちが広告に採用された。1980年代、低下する出生率に対して、禁煙のスローガン「Smoke Chupa Chups(チュッパチャプを吸おう)」を掲げ、成人の消費者を引きつけようとした。企業イメージである禁煙というスローガン「Stop smoking, start sucking(タバコを口にせず、キャンディを口にしよう)」は巻きタバコの箱をパロディー化したパッケージに書かれている。

参照サイト
Chupa Chups – Wikipedia, the free encyclopedia
参照サイト
チュッパチャプス – Wikipedia
オフィシャルサイト
Chupa Chups
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イメージを形にするロゴデザインのルール | デザイン

Charlie B. Johnsonさんによるロゴデザインに関するコラム。とても基本的なことを簡潔にまとめられていたので主要部分を抜粋し意訳しました。

デザイン学校を卒業したけど、ロゴデザインで成功を収めることができる才能のあるデザイナーはまれである。ロゴデザインをするための学位とツールを持つことはできるけれども、そのどれもがロゴデザイナーになるための情熱に火をつけることにはならない。それにはやる気が必要であり、学位とツールを持ち合わせた特別な才能は偉大なロゴデザイナーになる秘訣である。

インスピレーション:
多くのアイデアを研究し、生み出す
明確化:
目的や課題を明確にする
検討:
作品を見直す
整理:
現実的なアイデアをリスト化する
リラックス:
手を休めて、しばらく時間をあける(距離をおいて客観的に見るため)
作業:
最もよいアイデアを形にする

しかしながら、ロゴデザインの才能を磨き直すには、著名なデザイナーがどのように最高のロゴをつくったかについて見ていき、感性豊かなロゴをデザインする経験を自分自身の中に取り込むことが必要となる。

Making of 10 Famous Logo Designs – From dream to reality!!

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